こんにちは、きりんです。
2024年度の2級建築士試験を受験し、7月7日実施の学科試験の結果通知がきました。
令和6年 2級建築士 学科試験の結果
結論:落ちました。
合格点: 60点/100点
私の得点: 59点/100点
合格点まであと1点足りず。無念の敗退です。
点数の内訳はこの通り。
配点 | 合格点 | 私の得点 |
学科Ⅰ(建築計画) 25点 | 13 | 13 |
学科Ⅱ(建築法規) 25点 | 13 | 19 |
学科Ⅲ(建築構造) 25点 | 13 | 11 |
学科Ⅳ(建築施工) 25点 | 13 | 16 |
合計 | 60 | 59 |
うーん、全体的に低空飛行です。
学科ごとの手応え・感想
学科Ⅰ(建築計画)
配点 | 合格点 | 私の得点 |
学科Ⅰ(建築計画) 25点 | 13 | 13 |
「学科Ⅰ(建築計画)」は、一般的な建築の知識が幅広く出題されます。
新聞やニュースで見るような内容、建築論、建築の歴史、環境問題と建築の関わりなどなど・・・
すでに持っている知識との応用でなんとなく解けるのもあり、割と問題ないかなと思っていました
・・・が、合格点ギリギリの13点。危ないところでした。
いや、結局落ちてるんですけどね。
学科Ⅱ(建築法規)
配点 | 合格点 | 私の得点 |
学科Ⅱ(建築法規) 25点 | 13 | 19 |
「学科Ⅱ(建築法規)」は、1番勉強時間を費やした甲斐があってそこそこ取れました。
建築基準法、バリアフリー法などといった建築に関わる法律に関する問題です。
建築法規は試験会場に法令集を持ち込めますので、問題を読みその解答を導くページをいかにスピーディに検索できるかが勝負となります。
そのトレーニングはしっかりとやっていて、自信もあったので、25点中19点はまあまあな結果だったと思います。
学科Ⅲ(建築構造)
配点 | 合格点 | 私の得点 |
学科Ⅲ(建築構造) 25点 | 13 | 11 |
「学科Ⅲ(建築構造)」が酷すぎますね・・・。
25点中11点。これは落ちますね。ぐうの音も出ません。
建築構造の前半部分は構造力学、平たく言えば物理の計算問題です。
力の釣り合いやモーメントを図から求めます。
後半部分は建築材料(木材や鉄骨、鉄筋コンクリートなど)の構造や性質に関する問題です。
とにかく暗記&暗記。
これらがもうとにかく苦手でした。
学科Ⅲは毎年多くの受験生にとって鬼門となるようですが、私も例外ではなかったようです。
学科Ⅳ(建築施工)
配点 | 合格点 | 私の得点 |
学科Ⅳ(建築施工) 25点 | 13 | 16 |
「学科試験Ⅳ(建築施工)」は、実際に建物を工事する上での知識の問題です。
工事計画の立て方や、各工事(鉄筋工事・コンクリート工事・木工事)の施工方法。
タイルや壁紙といった内装材の施工方法、などなど。
そこそこ知っている知識で、そこそこ勉強もしており、そこそこ過去問でも点数は取れており、
25点中16点。結果もまあそこそこでした。
学習方法と時間の振り返り
学習方法(座学)
基本的には、過去問題集をひたすら繰り返し繰り返し解いていました。
平成30年〜令和5年までの7年分が入った問題集を購入。
何周したかなあ。10周くらいはしたと思います。
参考書などは特に買わずに、いきなり過去問を解き始めたので、最初の方は全ての問題が???状態でした。
問題の意味を理解することもできない状態です。
2〜3周を解き終わる頃には、なんとなく出題の傾向が分かってきたので、その後はひたすら暗記&暗記。
一方で、法令集のページ検索のトレーニングです。
ちなみに、私が購入した過去問題集は、総合資格学院の「過去問スーパー7」です。
いろいろな出版社から出てますのでお好みでいいと思いますが、まぁ総合資格学院が安定ですね。
*この記事はアソシエイトリンクを使用しています。
学習方法(その他)
座学以外では、会社の出勤・退勤などの移動時間やスキマ時間を生かすために、YouTubeで一問一答の聞き流し学習を行っていました。
「建築士みつき」さんのチャンネルが大変役立ちました。
また、総合資格学院が行っている無料の模擬試験を受けました。
(試験を受けた後、対策講座の営業電話が何度もかかってきて困りましたが、まぁそれは致し方なしです。)
合計勉強時間と推移
勉強時間の推移です。
昨年12月から勉強を始めて、7月までの勉強時間をアプリに記録していました。
12月は計60時間。(途中から記録し始めたので、記録では30時間くらいになっています。)
1月は計60時間。
2月は計55時間・・・といった具合です。
12月〜1月に猛勉強をして、その後少しずつ落ち着いていった感じですね。
過去問題集を何周もしていくうちに、取れる得点が少しずつ増えていったので
(同じ問題集を何度も解いているので、当たり前なのですが)、
それが安心 → 慢心 → 勉強時間の減少 とつながった結果だと思います。
6月なんて、ほとんど勉強していませんね。完全に怠惰です。
全体の勉強合計時間としては、270〜280時間くらいでしょうか。
一般的に、2級建築士試験の必要勉強時間は 500〜700時間 と言われています。
(2次試験の製図の勉強時間も含めた時間です。)
製図の勉強に200時間を充てると考えても、学科試験に必要な時間は 300〜500時間ほどですね。
勉強時間も少なかったのかなぁと思います。
月50時間くらいのペースで最後まで走り抜けれれば合格できたのかなあと思いますが、
今となっては後の祭りです。
ちなみに、勉強時間の記録に使っていたアプリは「集中|勉強・仕事のモチベーション」というやつです。
シンプルで使いやすく、便利でした。
これから受験される方へ
学科で落ちてしまった私の体験談なので、あまり参考にはならないかもしれませんが、
私からのアドバイス 兼 自分への反省としては、
油断せずに最後までしっかり勉強時間を取ること!
これに尽きます。
今年受験された皆さん、お疲れ様でした。
来年受験される皆さん、悔いの残らないように頑張ってくださいね。応援しています。
以上、きりんでした。